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選考対策 / 求人の探し方

転職サイトとエージェントの使い分け

どちらも使ったことがない、というご相談を伺います。

役割が違うため、併用するのが現実的です。

この記事では、仕組みの違いと、日々の使い分けを扱います。

届出制と許可制

職業安定法第43条の2第1項です。

> 特定募集情報等提供事業を行おうとする者は、厚生労働省令で定めるところにより、氏名又は名称及び住所その他の厚生労働省令で定める事項を厚生労働大臣に届け出なければならない。

届出です。

一方、職業紹介のほうは許可制です。

同法第30条第1項です。

> 有料の職業紹介事業を行おうとする者は、厚生労働大臣の許可を受けなければならない。

転職サイト(募集情報等提供)紹介(職業紹介)
仕組み届出許可
役割募集の情報を提供する雇用関係の成立をあっせんする
応募の相手会社に直接紹介を経由
求職者の費用かかりませんかかりません

2行目の違いが、使い分けの根拠です。

情報を提供するものと、あっせんするものでは、できることが違います。

仕組みの違いそのものは非公開求人とは何かに整理しています。

役割の違い

やること転職サイト紹介
求人を探す自分で示されます
条件を絞る自分で伝えて任せます
書かれていない点の確認自分で聞く照会できます
応募自分で推薦の形で
日程の調整自分で任せられます
辞退の連絡自分で任せられます

1行目と3行目です。

自分で探す作業には、相場が分かるという効果があります。

一方、書かれていない点の確認は、紹介のほうが手間が少なくなります。

週単位の使い分け

曜日・時間やること使うもの
平日の夜(30分)新着の求人を見る転職サイト
平日の夜(適宜)連絡の確認と返信紹介
週末(1時間)候補を並べて比べる両方
週末(必要時)書類を整える紹介の確認を受ける
随時面接の日程の調整紹介に任せる

1行目です。

新着を見る作業は、短時間で継続できます。

週に30分でも、数週間で相場が見えてきます。

5行目について。

在職中の日程の調整が、最も時間を取られる部分です。

ここを任せると、負担が大きく減ります。

転職サイトの使い方

設定内容
検索の語職種名ではなく、仕事内容の言葉
条件の保存検索の条件を保存します
新着の通知条件に合う求人が出たときに届きます
公開の範囲勤務先に関する設定を確認
気になる求人後で比べるために残します

1行目です。

「自治体」「官公庁」「公共」「指定管理」「業務委託」「発注者支援」。

これらの語で探してください。

探し方は公務員経験が活きる求人の探し方に整理しています。

4行目について。

在職中は、登録の内容がどこまで見えるかの設定を確認してください。

紹介の使い方

項目内容
伝えること在職中であること、条件、時期
確認を頼むこと配属先、募集の背景、勤務の実態
任せること日程の調整、辞退の連絡
頻度連絡できる時間帯を伝えます

2行目が、最も使いどころのある部分です。

自分では聞きにくい事項を、応募の前に確認できます。

扱いは転職エージェントの使い方に整理しています。

記録のしかた

項目内容
会社名一覧にします
知った経路サイトか、紹介か
応募の経路1社につき1つ
現在の段階書類/面接/内定
次の予定日時と方法

2行目と3行目を分けて記録してください。

サイトで見つけた求人を、紹介経由で応募することもあります。

知った経路と応募の経路は、別のものです。

同じ会社に複数の経路から応募すると、選考が進めにくくなります。

扱いは直接応募とエージェント経由の違いに整理しています。

経験の言い換えから相談することもできます。

進め方の例

週やること
1週目条件を書き出す。サイトに登録し、検索の条件を保存する
2週目求人を20件読む。応募条件の言葉を拾う
3週目職務経歴書の1通目を作る
4週目紹介に登録し、条件を伝える
5週目以降新着を見ながら、条件の合うものに応募する

3週目までを先にしてください。

書類ができていないと、求人が出たときに間に合いません。

4週目について。

条件を伝えるとき、3週目までに拾った言葉が使えます。

「この領域の求人を見たい」と具体的に伝えられます。

同じ求人が両方に出ていた場合

状況対応
サイトで見つけ、紹介でも示された応募の経路を1つに決める
既にサイトから応募した紹介にその旨を伝える
紹介から先に示された自分で直接応募しない
どちらから出すか迷う確認したい事項があるかで決める

4行目です。

配属先や募集の背景を確認したい場合、紹介経由のほうが照会できます。

条件が既に分かっていて、応募先も決まっている場合は、直接でも差し支えありません。

判断の基準は、得かどうかではなく、確認が必要かどうかです。

続けるための工夫

工夫内容
時間を決める曜日と時間を固定する
範囲を決める新着だけを見る
記録を1か所に表を1つにまとめる
区切りを作る月に1度、候補を見直す

1行目です。

「時間があるときに見る」では続きません。

曜日と時間を決めておくと、短時間でも継続します。

4行目について。

月に1度、残した求人を並べて見ると、条件の優先順位が見えてきます。

よくある失敗

1. 探す作業を手放す

相場が分からなくなります。

2. 日程の調整を全部自分でする

在職中は負担が大きくなります。

3. 職種名で検索する

同じ仕事が漏れます。

4. 新着の通知を設定しない

時期を逃します。

5. 知った経路と応募の経路を混同する

重複の原因になります。

6. 書類を後回しにする

求人が出たときに間に合いません。

7. 公開の範囲の設定を確認しない

在職中は確認してください。

LINEで短く聞くこともできます

まとめ

行政が相手の求人もまとまっています。行政が相手の求人を見てみる。

よくある質問

どちらを先に使えばよいですか

転職サイトを先に使ってください。理由は、相場をつかむ作業が先にあるほうが、紹介で条件を伝えやすくなるからです。求人を20件ほど読むと、その領域で何が求められているかが見えます。「この領域の、この職種を見たい」と具体的に伝えられる状態で紹介に登録すると、示される求人の精度が上がります。逆に、条件が曖昧なまま登録すると、合わない求人が並びます。なお、急いでいる場合は同時で構いません。その場合も、登録の後に求人を読む作業を続けてください。読む作業は、どの段階でも効きます。

通知が多くて、対応しきれません

条件を絞ってください。通知が多いのは、検索の条件が広いことを意味します。勤務地、職種、キーワード。いずれかを絞ると減ります。また、通知の頻度の設定があることがあります。毎日から週1回に変えるだけで、まとめて確認できます。なお、すべてに目を通す必要はありません。件名と会社名で判断して、気になるものだけ開く形で足ります。見落としが心配な場合は、条件を保存しておいて、週末にまとめて検索するという方法もあります。通知に追われる状態は、続きません。

紹介に登録したら、サイトは見なくてよいですか

見続けてください。理由は2つあります。1つは、掲載されている求人と、紹介される求人が同じとは限らないこと。会社の採用ページやサイトにのみ掲載されている募集があります。もう1つは、相場が分かることです。示された求人の条件が妥当かどうかは、他を見ていなければ判断できません。なお、見る時間は週に30分で足ります。新着だけを確認する形です。同じ求人が両方に出ていた場合は、応募の経路を1つに決めてください。重複すると、選考が進めにくくなります。

出典

  1. 職業安定法 第43条の2(特定募集情報等提供事業の届出)|e-Gov法令検索

監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)

「自分の経験に、どこで値段が付くのか」から相談できます

在職中でも、情報収集だけでも構いません。応募する求人が決まっていない段階のほうが、むしろ整理する意味があります。ご利用はすべて無料です。