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資格・スキル / 資格

測量士・測量士補|用地・道路の経験と合わせる

道路や用地の事務を担当してきた方から、「測量の資格は使えるか」というご相談を伺います。

資格の位置づけが、法律で決まっている分野です。

この記事では、その構造と、経験との接続を扱います。

⚠ 受験・登録の要件と手続は、所管するところの公表を確認してください。この記事では、個別の要件には触れません。

公共測量に従事する者は、登録された者に限られます

測量法第48条第1項です。

> 技術者として基本測量又は公共測量に従事する者は、第四十九条の規定に従い登録された測量士又は測量士補でなければならない。

同条第2項・第3項です。

> 2 測量士は、測量に関する計画を作製し、又は実施する。>> 3 測量士補は、測量士の作製した計画に従い測量に従事する。

技術者として従事する者が、登録された者に限られるという構造です。

そして、計画を作る立場と、計画に従って従事する立場が、条文で分けられています。

この構造があるため、測量を行う事業者には、資格を持つ人が必要になります。

資格の需要が、法律の条文から生じているということです。

どの転職先で効くか

領域使いどころ
① 測量の事業資格が前提になります
② 建設コンサルタント調査、設計、成果の確認
③ 発注者支援発注する側の視点
④ 用地の取得の支援境界、面積の確認
⑤ 施工管理現場の測定

③が、公務員からの転職で中心になります。

発注する側として、仕様を作り、成果を確認してきた経験は、支援の業務で直接使えます。

探し方は公務員経験が活きる求人の探し方に整理しています。

発注する側で身についていること

経験民間での読まれ方
① 仕様の作成求める成果の記述
② 成果の確認検査、照査の観点
③ 境界の確認権利者との立会い
④ 図面・座標の扱い成果の読み取り
⑤ 工程の管理調査から設計までの流れ
⑥ 関係者との調整権利者、他の企業者

②と③が、発注する側ならではです。

②について。

提出された成果のどこを見るかを知っていることは、支援の業務でそのまま使えます。

③について。

立会いの場で、権利者に説明し、同意を得てきた経験です。

扱いは不動産鑑定士|用地買収の経験からの接続にも整理しています。

書き方の例

悪い例

> 道路の担当で、測量の発注をしていました。

良い例

> ◯◯の事業において、発注者として、測量の業務◯件の仕様の作成から成果の確認までを担当。延長約◯メートルの区間について、現地の状況と既存の資料を確認のうえ、求める成果と精度を仕様に記載。境界の立会いに年◯件同行し、権利者への説明と同意の取得を担当。成果について、図面と座標の整合を確認し、検査を実施。

「立場」「件数」「規模」「立会い」「検査」が入っています。

基本の型は公務員の職務経歴書|民間で読まれる形にする基本に整理しています。

資格の位置づけ

状況扱い
① 測量に従事する登録が前提になります
② 応募条件に記載がある満たす材料になる
③ 発注する側の支援経験のほうが具体な場合も
④ 技術者として配置される資格が必要になることがあります
⑤ 目的が曖昧優先順位を下げてください

①と④について。

測量法第48条のとおり、技術者として従事するには登録が必要です。

⚠ 受験・登録の要件と手続は、所管の公表を確認してください。

なお、取れば転職できる、という関係にはありません。

何を発注し、どう確認したかが、評価の対象です。

取る前に考えること

確認すること内容
① 目的従事するのか、支援に回るのか
② 受験・登録の要件所管の公表を確認
③ 実務で書ける材料仕様、検査、立会い
④ 期限応募の時期に間に合うか
⑤ 在職中の学習続けられるか

①で大きく分かれます。

現場で測量に従事するのか、発注や管理の側に回るのか。

後者であれば、資格がなくても応募できる求人があります。

在職中にできること

項目内容
実績の整理件数、延長、区間、事業の種類
検査の観点の整理何を見たか
立会いの整理件数、説明の内容
求人を読む週に30分

1行目です。

設計書や決裁の資料から、延長と件数を確認してください。

根拠のない数は書かないでください。

経験の言い換えから相談することもできます。

面接で聞かれやすいこと

質問の趣旨用意しておくこと
担当した事業種類、規模、期間
仕様の作り方求める精度、成果の範囲
検査の観点何を確認したか
立会いの経験説明の進め方
立場発注者か、受注者か

5行目です。

発注する側の経験であることを明記してください。

なお、特定の権利者や物件が分かる説明は避けてください。

守秘の義務は、退職した後も続きます。

成果を受け取る側の確認の観点

検査で見る項目は、そのまま書ける材料になります。

観点内容
① 範囲仕様で求めた区間・面積と一致するか
② 精度求めた水準を満たすか
③ 整合既存の資料・隣接する成果との突き合わせ
④ 成果物の一式図面、記録、報告の揃い
⑤ 記載の正確さ名称、数値、単位

③が、経験の差が出る部分です。

隣接する区間の成果や、過去の資料と合わない場合の扱いを判断してきたはずです。

この判断は、支援する側でも必要になります。

書類には、「既存の資料との突き合わせを実施し、相違が生じた場合の確認の手順を整理」と書いてください。

よくある失敗

1. 「発注していました」で止める

仕様から検査までを書いてください。

2. 立場を書かない

発注者か受注者かを明記してください。

3. 検査の観点を書かない

受け取る側の視点が価値です。

4. 立会いの経験を書かない

権利者への説明は希少な経験です。

5. 規模を書かない

延長、件数、区間を書いてください。

6. 資格がないと応募できないと考える

支援する側の求人があります。

7. 要件を人づてで判断する

所管の公表を確認してください。

8. 取れば転職できると考える

何を発注しどう確認したかが評価の対象です。

LINEで短く聞くこともできます

まとめ

行政が相手の求人もまとまっています。行政が相手の求人を見てみる。

よくある質問

事務職ですが、測量の発注に関わっていました

書けます。技術職でなくても、仕様の確認、契約の手続、成果の受領、検査の立会いに関わっていれば、材料になります。書き方は、「測量の業務◯件について、仕様の確認から契約、成果の受領までの手続を担当」という形です。手続の管理として読まれます。なお、技術的な判断を担っていない場合は、そう書いてください。「技術的な確認は担当課が実施し、契約と進行の管理を担当」。できる範囲を正確に書くほうが、入社後に困りません。扱いは契約書の読み方|自治体の契約実務との差に整理しています。

測量士補から始めるべきですか

目的で判断してください。現場で従事することを目指すのであれば、段階を踏む方法があります。一方、発注や管理の側に回るのであれば、資格が必須でない求人もあります。⚠ 受験・登録の要件と、資格ごとの位置づけは、所管するところの公表を確認してください。この記事では触れません。なお、在職中に要件を満たしているなら、在職中に進めるほうが負担が小さいことがあります。証明の書類が必要になる場合、所属での手続が要ることもあります。時期と手続を、早めに確認してください。

図面や座標の扱いは、どう書けばよいですか

確認した観点で書いてください。「提出された成果について、図面と座標の整合、既存の資料との突き合わせを実施」という形です。何を確認したかが分かると、実務の水準が伝わります。また、使ったソフトや形式がある場合、範囲を明示して併記してください。「◯◯の形式の成果を確認できます」。できないことは書かないでください。なお、扱った規模も併せて書いてください。延長、面積、件数。数があると、範囲が伝わります。

出典

  1. 測量法 第48条(測量士及び測量士補)|e-Gov法令検索

監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)

「自分の経験に、どこで値段が付くのか」から相談できます

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