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資格・スキル / 資格

ITパスポート|情報政策課以外でも意味があるか

「入門の資格に意味はあるのか」というご相談を伺います。

位置づけを理解したうえで使えば、意味が出る場面があります。

この記事では、その場面を扱います。

⚠ 試験の内容・区分・実施の方法は、所管するところの公表を確認してください。この記事では、個別の内容には触れません。

学ぶ機会は、制度として定められています

地方公務員法第39条第1項です。

> 職員には、その勤務能率の発揮及び増進のために、研修を受ける機会が与えられなければならない。

同条第2項・第3項です。

> 2 前項の研修は、任命権者が行うものとする。>> 3 地方公共団体は、研修の目標、研修に関する計画の指針となるべき事項その他研修に関する基本的な方針を定めるものとする。

研修を受ける機会が与えられなければならない、と定められています。

そして、団体は研修の方針を定めるものとされています。

つまり、職員が学ぶことは、制度として前提に置かれているということです。

この前提は、民間でも同じです。

入社時点ですべてを備えている必要はなく、入社後に学ぶ枠組みがあります。

入門の資格は、その入口にあるものと位置づけてください。

意味が出る場面

場面理由
① 応募条件に記載がある満たす材料になる
② 分野を変える学習していることを示せる
③ 用語を揃えたい会話の前提が揃う
④ 体系的に学びたい範囲が決まっている
⑤ 学ぶ習慣を示したい継続の一歩として

③が、実務では最も効きます。

技術の担当者や事業者との会話で、言葉の意味が分かる。

これだけで、確認のやり取りが減ります。

②について。

情報の分野に関わる職種へ移る場合、学習の開始点として示せます。

意味が出にくい場面

場面理由
① 応募条件に記載がない判断の中心にならない
② 実務の経験がある経験のほうが具体
③ 技術を職務とする求人水準が足りないことがあります
④ 応募の時期が近い書類の作成が優先
⑤ 目的が曖昧「何か取っておきたい」だけ

③について。

設計や開発を職務とする求人では、入門の資格では水準を示せないことがあります。

求人票の応募条件を確認してください。

読み方は求人票の読み方|どこを見れば実態が分かるかに整理しています。

情報政策課以外の職員が書ける材料

材料書き方の例
① 現場での利用窓口で年間約◯件の処理に使用
② 帳票・様式の整理◯種類を◯種類に統合
③ 手順書の作成操作の手順を係内に共有
④ 問い合わせの対応職員からの質問に回答
⑤ 情報の取扱い規程に沿った運用
⑥ 更改への関与業務側として要件を確認

⑤が、見落とされやすいです。

個人情報を含む業務では、権限、保存、持ち出しの扱いを日常的に判断してきたはずです。

扱いはGoogleスプレッドシート|庁内のExcel運用との違いに整理しています。

書くときの注意

注意内容
① 取得の年を書くいつ取ったか
② 実務と併記資格だけを書かない
③ 立場を明記業務側であること
④ できる範囲を限定技術の実務まで含めない
⑤ 関係するものを選ぶ応募先に関係するか

②が重要です。

入門の資格を単独で書くと、それ以上のものがないと読まれることがあります。

実務の材料と組み合わせてください。

取る前に考えること

確認すること内容
① 応募したい求人の条件記載があるか
② 実務で書ける材料利用、整理、手順書
③ 目的1つに絞る
④ 期限応募の時期に間に合うか
⑤ 次の段階続けて学ぶ予定があるか

⑤について。

入門の段階で止まる場合と、続けて学ぶ場合では、説明が変わります。

「入口として取り、いまは◯◯を学んでいる」と言えると、継続が伝わります。

なお、取れば転職できる、という関係にはありません。

何のために学び、どう使ったかが、評価の対象です。

在職中にできること

項目内容
実務の整理利用、整理、手順書、情報の取扱い
学ぶ目的の言語化なぜ学ぶのか
研修の機会の確認団体の制度
求人を読む週に30分

3行目です。

地方公務員法第39条のとおり、研修の機会は制度として置かれています。

団体が実施する研修に、情報に関するものがあるか確認してください。

受講の事実も、書類に書けます。

経験の言い換えから相談することもできます。

面接で聞かれやすいこと

質問の趣旨用意しておくこと
取得の理由1つの理由で短く
その後の学習続けているか
実務での使用使った場面
立場業務側であること
できる範囲正確に、限定して

1行目です。

「何となく」では、目的が伝わりません。

実務の場面と結び付けて説明してください。

どの転職先で効くか

領域使いどころ
① 自治体向けの事業現場の運用が分かる
② 業務の改善の支援工程と仕組みの対応
③ 事務の受託手順の整備
④ 管理部門情報の取扱いの規律
⑤ 営業事務・導入の支援顧客への説明

①について。

自治体を顧客とする事業では、現場でどう使われるかを知っている人が求められます。

入門の資格は、その理解に用語を足すものという位置づけです。

探し方は公務員経験が活きる求人の探し方に整理しています。

よくある失敗

1. 資格だけを書く

実務の材料と組み合わせてください。

2. 取得の理由を用意しない

面接で聞かれます。

3. 技術を職務とする求人に単独で出す

水準が足りないことがあります。

4. 情報の取扱いの経験を書かない

日常的に判断してきたはずです。

5. 続きの学習に触れない

継続が伝わりません。

6. 目的を複数挙げる

1つに絞ってください。

7. 応募の時期が近いのに受験を優先する

書類の作成が先です。

8. 取れば転職できると考える

何のために学びどう使ったかが評価の対象です。

LINEで短く聞くこともできます

まとめ

行政が相手の求人もまとまっています。行政が相手の求人を見てみる。

よくある質問

年齢が高いと、入門の資格は不利に見えますか

そのようなことはありません。見られているのは、取得の理由と、その後の使い方です。「システムの更改に関わることになり、事業者との会話で必要だったため」という理由があれば、実務に結び付いた学習として読まれます。なお、年齢にかかわりなく均等な機会を与えることは、労働施策総合推進法第9条に定めがあります。扱いは50代の公務員が転職するときにも整理しています。資格の段階より、実務の材料の厚みのほうが見られます。両方を書いてください。

上位の資格を目指すべきですか

目的で判断してください。技術を職務とするのであれば、上位の範囲が必要になることがあります。一方、業務側の担当、導入の支援、調達であれば、用語が分かる水準で足りる場面があります。判断の目安は、求人票の応募条件です。なお、続けて学んでいること自体は、面接で説明できます。「入口として取り、いまは◯◯を学んでいる」。段階を踏んでいることが伝わります。扱いは応用情報技術者|SIer・ITコンサルへの転職でに整理しています。

情報政策課の経験がないと、関連の求人は難しいですか

求人によります。「業務側の担当」「導入の支援」「現場の運用の理解」を求める求人では、現場でシステムを使ってきた経験が評価されることがあります。自治体向けのシステムの会社では、窓口でどう使われるかを知っている人が必要とされます。書き方は、「基幹のシステムを用いて年間約◯件の処理を担当」「不具合の原因を切り分けたうえで担当課へ連絡」という形です。扱いは基本情報技術者|非IT職の公務員が取る意味に整理しています。部署の名称ではなく、やったことで書いてください。

出典

  1. 地方公務員法 第39条(研修)|e-Gov法令検索

監修

松岡 良次

株式会社エージェントベスト代表。大手人材会社およびスタートアップ人材企業にて、IT・スタートアップ・メガベンチャー企業の採用支援に従事。独立後はIT・スタートアップ・コンサル領域に特化し、20〜30代のキャリア支援を行う。(厚生労働大臣許可 13-ユ-316964)

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